松本駅フェスタ その2
一回目の更新からだいぶたってしまいました・・・
で、2回目の今回はキハE200について詳しくご紹介しようかと思います。まぁ、もう運転が始まってしまいましたが・・・
快速「風林火山」と「313系みすず」に乗るために長野まで一往復し(詳しくはこちら)、満足して帰ってきた私はそのまま0番線へ直行!!
そこには報道陣や鉄道ファン、親子連れがあふれていました。そして目の前にはキハE200!!いやーやはりきれいですなぁ。
早速入り口でまるで自動車のようなパンフをもらい、一番後ろのドアから車内へGO!
そこには1:2列のシートが並ぶすっきりとした空間が広がっていました。
そして新車独特のにおいがしていました。
また、車内の通路も広く確保され、ワンマン運転時での混雑の改善に努めている感じがしました。
車内の様子を見てみるとまず気になるのが運転席。
キハ110系のような開放的な運転席ではなく、313系のように扉で完全に分けられる構造になっていました。
メーター類はアナログ式の速度計とブレーキ圧力計がありました。
また、少し大きめの液晶ディスプレイが付いていて、そこには運転情報や列車情報、ハイブリッド情報などが映し出されていました。
その近くに、少し小さめのディスプレイがもう一つ付いていました。
おそらく車内監視用のものだと思います。
マスコンはもちろんワンハンドルで、速度計は確か160Km/hまで表示可能だったと思います。また、定速装置も付いていました。
運賃表示装置は以前のものと同じものだと思いますが、その下に電光掲示板がつけられていました。さすがは新型車だと思いました。
(写真左)
次に座席のほうを見てみると最近の車両と同じく、イスは足のないものでした。
また、カーテンもつけられていませんでした。
(写真右)
トイレの壁には、乗客にハイブリッドシステムを紹介するディスプレイがつけられていました。
これはこの車両独自のものだと考えられます。
(写真左)
トイレはキハE130と同じように、車いす対応の自動ドアつきのものでした。(写真右)
車両と車両の間の渡しも、長野県内を走る115系やキハ110よりも渡りやすいものだったと思います。
全体的にみると運転手にも乗客にも使いやすい車両ではないかと感じました。
また、当日はバッテリーの充電のために定期的にエンジンが始動していましたが音も静かで振動も少なかったように思います。
走行していないので正確にはわかりませんが、ひとまず車内の音はかなり静かになったと思います。(別角度から、運転席)
次に外側から見てみました。
やはり一番の特徴は屋根に付けられているリチウムイオン蓄電池でしょうか?
左の写真で分かるように屋根上の半分ぐらいを占めて2つ付けられています。
また、右の写真で分かるようにドアは、わかりやすく黄色で塗られていました。
車体横には、誇らしげに
”HYBRID TRAIN”
とペイントされています。
(写真右)
床下を見てみると、普通の気動車とはかなり違うことに気が付きます。
まず車両の半分には電車と同じようにインバーターやモーター類がつけられ、もう半分は気動車と同じようにエンジンや発電機がつけられていました。
走行の際は、エンジンのほうにいると気動車、モーターのほうにいると電車と同じような音が聞こえるのではないかと思います。
所属は”長コミ”と書かれていました。小海線での運用につくという確かな証拠です。
PsというのはATSの種類のことでしたっけ?
車両を外から見ていると、急に「ピー、ピー、ピー」という音が聞こえました。なんだろうと考える前にエンジンが始動しました。
この音は停車中にエンジンがかかる際に鳴る音のようです。
エンジン始動はかなりスムーズでした。
音は、キハ110などとは少し違った感じの音でした。発電用だからでしょうか?
音量は、キハ110に比べるとかなり静かでした。
騒音面では、少なくとも停車中はかなりの効果が得られそうな気がします。
この後、公開終了まで滞在しました。
キーホルダー等のグッズを購入したところ、MIDORIで行われる抽選会のチケットをいただきました。
どうせはずれると思いながらも参加したのですが、なんと1万円分のびゅう商品券が当たりました。青春18切符の購入に使用しました。
その後、どうしても発車シーンが見たかったので、駅員さんに車両の回送時間を伺ったところかなり遅い時間だったのでそれは見ることができませんでした。残念です。
帰りの大糸線は、行きとはうって変わって普段通りの車内に戻りました。
最後に営業運転開始後の写真と、在来車キハ110をのせておきます。
愛称が決まり、”こうみ”とペイントされています。
この車両の運転計画については、JR東日本長野支社のホームページから確認することができます。こちらからどうぞ。
ちなみに車両の横にいる人物は私の父親です。
キハ110系は私の好きな車両の一つです。というかこの道に入らせた張本人です。
この写真は飯山線のものです。小海線は100番台ですが、飯山線は200番台なので内装などが少し違います。
小海線の写真を撮影してきたら差し替えたいと思います。